誰かと何かをするのが楽しい

誰かと何かをするのが楽しい

昔の私は、どちらかというと“一匹狼”タイプでした。

人と一緒に何かをやるより、自分ひとりで考えて、自分ひとりで完結させる方が気楽で、その方が早いと思っていました。

学生時代も、仕事を始めてからも、「自分のことは自分でやる」。
そんな感覚が強かったように思います。

もちろん、それが悪いわけはありません。

ひとりで集中して作業する時間は好きだったし、誰にも邪魔されず、自分の世界に没頭できる感覚は、今でも大切にしています。

でも、2年前に小さなお店を始めてから、少しずつ考え方が変わっていきました。

毎日お店に立っていると、本当にいろんな方が来てくださいます。

忙しい仕事の合間に寄ってくださる方。
電車を降りてふらっと来てくださる方。
「今日はなんだか疲れちゃって」と話してくださる方。
何気ない会話をしながら、少しだけ肩の力を抜いて帰っていく方。

私たちが提供しているのは、「コーヒー」だけじゃない。人と人との間にある小さな時間なのかもしれないと。

そして、普段お店と関わってくれているスタッフさんや駅員さん、タクシーの運転手さん、地域の皆さんなど、近くの人たちとワイワイした時間を過ごすことの喜びや、いつも優しい言葉をかけてくれる人、応援してくれる人たちの心強さを毎日実感しています。

気が付けば、“この場所で誰かと時間を共有すること” そのものに、大きな意味を感じるようになっていました。

イベントを開催してみても、出店してみても、同じように感じます。

誰かと一緒に準備をしたり、
緊張感と共に当日を迎えたり、
新しい出会いや発見にドキドキしたり、
「楽しかった」「頑張ったね」と労ったり。

昔の自分だったら、きっと面倒に感じていたことが、今では不思議なくらい、愛おしい時間になりました。

ひとりで完結する喜びもあるけれど、誰かと何かを作る時間には、また違う豊かさがあるんだなと、お店を始めてから何度も教えてもらっています。

5/20 コーヒー染め作家さんとのワークショップを開催します

今回開催する、コーヒー染めの布を使った裂き織りワークショップも、そんな想いから企画しました。

ご一緒させていただくのは、コーヒー染めの染色家・手織り作家のarbre coffee dyed(アルブル)さんです。SNSでお見かけしてファンになり、イベントに遊びに行ってさらにファンになり。作品も作家さん自身もとても素敵で、ぜひ一緒に企画ができないかと、お声がけさせていただきました。

今回のワークショップは、“上手に作る”ことが目的ではなくて、コーヒーを飲みながら、少し手を動かして、誰かと同じ時間を過ごす。

そんな、忙しい日々の中では意外と少なくなってしまった「余白の時間」を、一緒に作れたらと思っています。

場所は、ローカル線の小さな駅。

今は使われなくなった列車の中に、小さな手織り機を広げ、
鉄道が動く音を聞きながら、
コーヒーの香りに癒されながら、
ゆっくりした時間を過ごせるはずです。

手仕事が初めての方でも、おひとり参加でも、もちろん大丈夫です。

むしろ、「ちょっと気になっていた」くらいの気持ちで来てもらえたら嬉しいです。

最近、効率やスピードばかりが大切にされる場面も多いけれど、何かをゆっくり作る時間や、誰かと同じ空間を共有する時間には、数字では測れない豊かさがある気がしています。

今回のワークショップが、そんな小さなきっかけになったら嬉しいです。

もしタイミングが合えば、ぜひ遊びに来てください。

開催概要

■日時:2026年5月20日(水)
① 10:30~12:00
② 13:00~14:30

定員:各回5名

■参加費:3800円(コースターお持ち帰り、ワンドリンク付き)
※当日会場にてお支払いください。

ワークショップ詳細はこちら

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